エコット日記

eco-Tスタッフによるブログです。

未来へのエコットーク2016 第2回『ご当地エネルギーはじめました』

多様な講師陣が魅力な「未来へのエコットーク2016」

第2回目は ノンフィクションライターの高橋真樹さんをお招きして『ご当地エネルギー始めました』というタイトルでお話をしていただきました。



全国に広まりつつある、市民や地域による自然エネルギーへの取り組みを取材し、発信していらっしゃいます。

講演でも、身近な自然エネルギーということで「太陽熱温水器」をご紹介いただいたり(なつかしい!という声も出ましたが、これはなかなか優れものらしいですよ!)、震災後に立ち上がったいろいろな地域のご当地エネルギーについてご紹介いただきました。

以前のエコットークに来ていただいた「藤野電力」さんのお話も。
行政まかせのエネルギー政策ではなく、地域のみなさんが自分事として電気にかかわっている様子がよくわかり、講演のなかでご紹介いただく方々の笑顔の写真もとても印象的でした!

講演の終盤には、こんな問いかけも。



さあ、何でしょう??

答えは、「日本の自然エネルギーのポテンシャルは、ドイツの9倍ある」
地域レベルの自然エネルギーの取り組みが盛んなドイツと比べても、日本には自然エネルギーの「資源」は9倍あるということです。 

ですが、「現在その1/9しか利用されていない」
資源に乏しい国と言いながら、まだまだ化石燃料に頼っている日本。エネルギーについてひとりひとりが向き合う時期はもう来ているのでしょう。

講演のあとは、講師を囲み意見交換をしながらのティータイムです。



講演の中で高橋さんは住宅の省エネ化についてもお話していらっしゃいました。
もっと快適な住宅にすれば家庭でのエネルギーの消費は格段に減ります。
すべてを建て替えることは難しくても、たとえば断熱材をよくしたり、窓に施工をしたり、もっと簡単にすだれや遮熱カーテンを付けたりするなどなど。我慢をしないで快適に過ごせる工夫はたくさんあります。

この日の参加者さんのなかには、そのような住宅の設計や施工をお仕事としている方もみえて、熱心にご質問されたり、また他の参加者から質問を受けたり。
参加者同士の交流の場にもなったようです。

電気のみでなくエネルギーとどのようにかかわり、利用していくか。
持続可能な社会を考えるときに、とても重要なことです。
日本各地の取り組みや新しい動きを伝えてくれる高橋さんのお仕事、これからも注目です! 


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