| 講座の報告
未来へのエコットーク2016 第3回『地域の食文化の継承が重要な理由』
9月17日(土)に未来へのエコットーク第3回を行いました。
今回の講師は中部大学応用生物学部食品栄養科学科教授の小川宣子さんでした。
今回の講演では現代の食生活の課題や食事の役割について科学的にお話頂きました。
みなさんは現代の食事と言ってどんな光景が思い浮かびますか?
子どもたちに食事の状況を絵に描いてもらうと、次のような絵が多いそうです。
昔は家族そろってご飯を食べていたのに、最近は食べる時間帯も食べるものもバラバラ。
あまり気にしない家庭も多いかもしれませんが、実は家族で一緒に食事をとることはとても重要です。
例えば、家族で同じものを食べることは協調性を育て、親が楽しそうに食事をする姿を見ることによって子どもの偏食を防ぐなどです。
また、料理を一緒に作ることで調理に関心を持ち、食べ残しをすることも少なくなるといいます。
さらに、食事を通してその土地特有の食生活を歴史的に考え、文化を学ぶことができるようになります。
私たちが毎日当たり前のように行っている食事ですが、実はとても大事なことなんだということが分かりました。
講演のあとは恒例のティータイム。
質疑応答やディスカッションを通してより深く学ぶことができました。
☆★☆次回のお知らせ★☆★
第3回『種から国産!あいちの伝統野菜』
あいちの伝統野菜に認定された35品目の採種保存の取り組みについてうかがいます。
日にち:10月15日(水)
時 間:13:30~15:30
講 師:高木幹夫さん(あいち在来種保存協会)
対 象:どなたでも
子ども同伴でも参加できますが、託児はありません。
申込み:9月19日(月・祝)10時から
eco-T事務局(Tel:26-8058)まで