インタープリターバス研修(富士市)
12月13日(火)に、インタープリターの研修「資源の循環を見に行こう」を実施しました。
今回の行先は、「富士市役所」と「丸富製紙(株)の富士根工場」。
今回は、
・紙の資源循環の現場を見学し、今後の環境学習、インタープリテーションに活かす
・インタープリター同士の交流を図り、活動の充実をはかる
・他自治体の取り組みを知り、今後の豊田市のでの取組みのヒントを知る
を目的に研修に行ってきました。
富士市役所では、富士市の地球温暖化などの啓発活動についてのお話しとごみ減量に向けた取り組みについてお話しをしていただきました。
生ごみ処理機の利用を促進のため、『だっくす食ん太くんNEO』というオリジナルダンボールコンポストを市内のホームセンターで販売しているそうです。
かわいいイラストにすることでペットのようにかわいがってもらう狙いがあるそうです。
だっくす食ん太くんNEOのホームページ
富士市役所の会議室で昼食を食べた後は、丸富製紙株式会社の富士根工場へ移動。
工場長のお話をいただいた後、牛乳パック等からトイレットペーパーを作る工程を見学に行きました。
折り込みチラシ、カタログなどの古紙や牛乳パックを「地球がま」という大きなかまは、圧巻です。そこでどろどろに溶かします。
また、異物取りして取り除いたビニル類は、紙を乾燥させる際の熱源の燃料として利用しているそうです。
無駄にしていないんだなぁと思いました。
巨大なトイレットペーパーのロールの長さはフルマラソンの距離くらいになるそうです。
その後、製品と同じサイズに巻きなおしたりカットしたりしている様子は、大量にバームクーヘンを生産しているような感じでした。
地球がまに入れてから箱詰めされるまでに、約30時間で出来上がるそうです。
豊田市内の子ども会を始めとする団体が行う集団回収や、学校給食の牛乳パックは、ここで製造され、「モーいちど」という商品に生まれ変わっています。
たくさんの作業工程を経てできあがる様子を見ると、多くの手間やエネルギーが使われているんだなぁというのが実感できました。
なので私自身、トイレットペーパーも無駄には使えんなぁと思いました。
丸富製紙株式会社ホームページ