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「気候変動の適応策」セミナー2
2月5日(土)、雪が舞う天気の中、13時半から2階多目的室で、2回目のセミナーを開催しました。
参加者は23人。
今回は、前回の内容を踏まえ、「自分たちの地域の未来、暮らし方を考える」ことを目標に、3者からの話題提供と、ワークショップを行いました。
まず話題提供くださったのは、豊田市環境政策課の深見隆之助さんです。
豊田市の森林の現状について、分かりやすくお話ししてくださいました。
そして次に話題提供くださったのは、いしかわ製茶の石川龍樹さんです。
茶農家の視点から気候変動について今感じていることをお話ししてくださいました。
最後に話題提供くださったのは、矢作川研究所の白金晶子さんです。
矢作川中流域の水温が、年々上昇している実態とそれによる魚への影響についてお話ししてくださいました。
その後、後半のワークショップの参考とするために、講師の杉山範子さんから、適応策の考え方とポイントについてお話ししてくだいました。
休憩をはさんだ後、5グループに分かれてワークショップを行いました。
3者のお話を聞いた感想や自分にできることをアンケート用紙に書き、付せんには「どんな豊田にしたいか、どんな状態であればいいか、今の課題・問題など」と「そうなるために、どんなことをしたらいいのか、どんなことができるのかなど」について書いて、各グループで共有しました。
そして、各グループで出た意見の共有をしました。
各グループの発表を聞いて、最後に杉山先生からのお話を伺いました。
気候変動の適応策について自分たちで考えていくことの大切さを教えて頂きました。
参加者のアンケートから、色々な感想やこれからの行動等をいただきましたので、一部ご紹介します。
「密接に今の自分たちに関わっている問題。他人事ではなく自分たちで考える対策など考えることが大事だと思いました。」
「森林や田畑を大切にしていきたい。それぞれの分野の方の話が聞けて良かった。」
「深見さんの山の話は奥が深く、色々関連していてエコットでも山の環境を守ることを子どもたちに教えられればいいな~と。」
「山、お茶と川の現状について貴重なお話を聞くことができたので、一人でも多くの人に伝え?…伝えたいと思います。」
第3回は、2月26日(土)13:30から開催します。
地域にあったどんな適応策ができるのか考えていきます。