紅葉も見ごろな先週の土曜日、11月26日に第2回ジュニアインタープリター育成講座『バスツアー 割れたお皿はどこへ行く?』を開催しました。
 今回はジュニアインタープリター育成講座ということで、参加するみなさんには、事前にいろいろと調べてきてもらいました。
 「おうちで割れたお皿はどうしてる?」「学校の給食のお皿が割れちゃったらどうしてるのかな?」 などなど。
 
 そんなハテナを持って見学にやってきたのは 岐阜県土岐市にある「山津製陶株式会社」さん。
 いざ、工場へ! とーってもきれいな青空

 こちらでは、割れてしまった給食食器を回収、粉砕して土に混ぜ、再び陶器に生まれ変わらせています。
 リサイクルされた材料の入った粘土を皿の形に成形しています。

 一瞬!の早ワザです。
 乾燥したのち、約800度の窯で素焼きします。

 「たくさん積まれたまま焼いていて驚いた」という感想も聞かれました。

 うわぐすり(釉薬)をつけています。
 こちらも機械で動いていきます。 繊細な動きが見ていておもしろい
 その後、1300度の窯で焼き上げ完成

 傷や汚れなどないかしっかりチェックしたのち、出荷です。
 
 こんな食器、学校でみたことないですか? 
 
 豊田市内の一部の小学校でも使われています。
 落としても割れにくい、とっても高強度な食器です。
 工場見学の後は、岐阜県多治見市の「セラミックパークMINO」へ。
 お弁当を食べて休憩したあとは、グループごとに「今日の一番!を発表しよう」というテーマで話し合いました。

 ジュニアインタープリターとして、見たり聞いたり感じたことを、自分の言葉で人に伝える事が今回の目的の一つ。
 みんな、見学の様子をふりかえりながら絵や文章でまとめていました。
 真剣なんですが、青空の下だと、なんだか楽しそう
 その次は、みんなが楽しみにしていた作陶館での「陶芸体験」
 タタラ技法という作り方でお茶碗やコップを作ります。
 
 素敵なのができたかな〜?
 この後、素焼きをしたり釉薬を施したりと、完成までに8週間ほどかかります。
 完成が待ち遠しいですね
 最後は、みんなで「今日の一番!」を発表です。
 驚いたこと、エコだなと思ったことなど、しっかりと自分の言葉で発表してくれました。
 ぜひ、学校のお友達や先生、おウチの人にも「割れた食器はどこへ行くのか」を話してあげてくださいね。