エコット日記

eco-Tスタッフによるブログです。

エコな住まい方講座を開催!

今日は、豊田市環境政策課が主催する環境講座をエコットの多目的室で開催いたしました。
タイトルは「エコな住まい方講座 SDGs時代のCOOL CHOICE(賢い選択)」です。
参加いただいた方は、一般市民が10名、インタープリターさんが13名。

講師は、中部大学中部高等学術研究所の原理史さんです。


会場全体の様子

会場全体の様子


講師 原 理史 氏

講師 原 理史 氏

前半は、昨年の夏に起きていた異常気象のお話しから。
記憶に新しいと思いますが、昨年の7月は平年よりも高い平均気温になり、また、本州を東から西へ迷走した台風12号がありました。
日本だけでなく、世界中で異常気象が発生したことをお話ししてくださいました。

中盤、SDGsについて紹介してくださいました。
豊田市も昨年6月にSDGs未来都市に国から認定されたので、今後市民としてどう動いていけばいいか、注目してお話しを伺うことができました。

また、地球温暖化問題について特に印象深かったことは、「カーボンバジェットの存在」です。
これは、気温上昇をあるレベルまでに抑えようとする場合、温室効果ガスの累積排出量(過去の排出量+これからの排出量)の上限が決まるということを意味します。
1861~1880年の世界の平均気温を基準に、気温上昇温度を2度未満に抑えるためには、1870年以降の世界の人為起源の累積CO2排出量を約3兆トン-CO2に抑えなければいけないとされています。
すでに約2兆トン-CO2が排出されているため、残り排出できる量は約1兆トン-CO2であるということです。


2度未満に抑えるには、あと排出量は1兆トン-CO2

2度未満に抑えるには、あと排出量は1兆トン-CO2


後半は、COOL COICEについてお話がありました。

家電の使い方でも、目のつけどころを気をつけて取り組んでいただきたい、とのこと。
スイッチの入り切だけでなく、「温度の設定」や「機器の設置の仕方」を、特に季節の変わり目の時に見直すと良いですよとアドバイスをいただきました。

例えば、夏、温水洗浄便座…温水である必要ありますか?夏は温水の設定をオフにするだけでも省エネになりますよね!

また、快適な住まいを実現するには、「温度のムラをなくす」「熱の出入りを抑える」ということが重要とのこと。つまり”断熱”ですね!


多くの参加者がLEDに

多くの参加者がLEDに


最後に、これからの時代、「環境文化」が必要であるとおっしゃっていました。
これは、地球環境時代の新たな規範、すなわち環境倫理に照らしてより適した社会運営を行おうとする営みのことです。
特に、未来世代への責任は現在世代の責任にある、ということをおっしゃっていたことが印象的でした。

自分にできる事は何か?
見直すいいきっかけになりました。
COOL CHOICE、皆さんもぜひ取り組んでみてくださいね!

環境省 webサイトをクリック! COOL CHOICE


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